大阪 弁護士のニュース

Update:2014-03-20 09:12:18

http://mainichi.jp/select/news/20140221k0000m040096000c.html

大阪弁護士会が、市民に死刑の現状を知ってもらうためにDVD「絞首刑を考える」を制作し、報道陣に発表しました。

大阪の弁護士会は死刑廃止検討を行うプロジェクトチームというものを設立していて、このような取り組みは全国の弁護士会で初の試みとなっています。

内容は、絞首刑による死亡の過程を人体図やイラストでわかりやすく説明し「瞬間的に意識を失うのはまれである」などと残虐性を指摘しています。

憲法は残虐な刑罰を禁止しているにも拘らず、死刑に対する国の情報公開は十分ではないことが問題視されていました。

弁護士会主催の集会などで上映する予定となっています。

死刑に関しては、「裁判員制度の中で一般市民が死刑の判決をすることもある」ため死刑に対する事実をきちんと知ることが大切であると思っている、というのがこのプロジェクトチームの主張です。

「瞬間的に意識を失くすのは延髄の損傷がある首の骨折のみで、とてもまれなケース。絞首刑が一番安楽な死に方であるという考えは誤り」と訴えています。

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